モノが増えて処分したい。近所にあるリサイクルショップで売ってこようかな。
よくありますよね。
リサイクルショップと言えば、ゲオ、ブックオフ、セカンドストリート、トレジャーファクトリーあたりが思いつきますが、少しでも高いところ…となるとどれも二束三文ってな感じがしますね。
かくいう私も家のものを処分する時には近くのお店か自分の用事のついでに行ったりします。そして行ったはいいものの嘘だろ?って値段でつけられ毎回愕然とします。まぁそれはそもそも捨てるよりマシみたいな感覚で行きますからそらそうなんですけどね。
結論として、ブックオフなどは一番安いかなとは感じますが、結論として、リサイクルショップはどこも値段は同じです。リサイクルショップだけでなく仲介業者が入ってしまうと値段が安くなってしまうのは、当然その後にお客さんに売ることを前提にしているからなんですね。
それに元々中古品ですから。
でも、この前200円で買われたものが、2000円でお店で売られていたよ!
ずるいなぁ、それならもっと高く買ってよ!
そう思うかもしれません。
さてここからは業者目線で話しますが、売りをする場合、商品価格だけで考えることは出来ません。例えば、お店があるところではそのお店にかかる不動産の費用、人件費用、広告費様々な費用がかかってきますよね。私の店舗の例で話すと、
ある商業施設の一角、不動産にかかる月の費用は30万円、人件費用100万円、広告費用(チラシ、ネット)50万円、ほかにもありますが、まぁあわせると月で200万円ぐらいかかります。これが当然上のようなお店の場合、小さい店舗でも500万円以上はかかるのがゆうに想像出来ますよね。
500万円の利益でようやく+−ゼロのラインですので、500万円の維持費用なら700~800万円程度は稼ぐ必要があります。800万円となると、一日あたりの利益額は27万円です。
上のやつでいう、200円で買い取って、2000円で売る場合、お店の利益は1800円ですので、これを一日で150個売らないといけません。勿論実際には1000円で買い取って、5000円で売る場合もあるでしょうし、全て同じ利益率で設定しているわけではないと思うので、ざっくり計算ですけどね。
まぁここまではお店側の事情ですが、大体どのぐらいの相場観になるのかというと、約1/10と思って間違いありません。さっきの例でいうならば、2000円ぐらいの商品価値であれば、200円程度でしか売れません。
お店にあるもので5000円以上のものってそんなにないですよね。
ということは、自分が売りたいものが1万円程度の商品となると1000円程度にしかならないというイメージですね。ランチをギリギリ食べれるか食べれないぐらいですね。。
リサイクルショップの良いところは、まとめてもっていけば捨てるよりかはマシという程度のもので、リサイクルショップの利益構造を考えたら、どこのリサイクルショップが良いのかというのはどこも同じになるということですね。
ただこの構造は平成などの時代であれば、ここしかなかったので、皆ここにもっていきましたが、最近ではメルカリなどのような、欲しい人に直接売ることが出来る(仲介業者がいない)という構造が出来たので、かなりリサイクルショップは苦しいんですね。
まぁ消費者側からしたら、知らんがなというところですが。
では最近はやりの宅配買取はどうなのか??ってところは気になるかもしれません。それはまた次回にお話ししようと思います。