リサイクルショップ。消費者から買った買取商品はどこにいくの?専門業者が答えました♯3

リサイクルショップにしろ、訪問買取にせよ、宅配買取にせよ、買い取った商品は一体どこに行くのか。これは基本的に必要としている人に売ります。要は転売です。

 

一般の人であれば、最近では業者を通さないヤフオクやメルカリなどに流すことも出来るので、非常に便利な時代となりましたね。でも業者もこのヤフオクなども使いますが、業者用の転売のルートを複数持っているんですね。

 

詳細にお伝えすることは難しいですが、この業者用のルートというのは、対法人向けの転売ルートということですね。

 

例えば輸出業者。

 

輸出業者は、東南アジアなど諸外国に向けてのルートを持っています。日本製品がよく東南アジアで使われているというのをテレビで見たことがありますよね。あれは全て対業者から得た物品です。輸出業者以外にもその道の元というのがいるんですね。

 

要はこちらが業者だと業者は基本的に商品を沢山持ってきて、知識もあるので、1円でも少しでも高い転売先を探します。この転売先の確保が出来るかどうかが業者の力の見せ所でもあるんですが、業者が目を付けているところというのは殆ど同じです。

 

多いのがオークションに流すという方法です。

 

ヤフーオークションは、いわゆるネットを使った一般人向けのオークションですが、対法人向けのオークションというものもあります。いわゆる競りってやつです。

 

この競りはどの業態にも存在します。例えば魚が一番わかりやすいでしょう。マグロを一本競りにかけたところで、一般人には意味がありません。当然業者がそれを売りさばくわけですから、成立するわけです。買取業界も同じで、このオークションは欲しい物品を得意な業者がギリギリの値段を提示して買い込みます。

 

つまり、時計業者であれば対法人用の時計オークションというものが存在していて、そこには時計がわんさか来るわけです。そこを大量に買い込んで、自分の会社で直して売ったり、輸出したりするんです。でも当たり前ですが、相手もプロなので、ホントにギリギリのギリギリの値段で買い取っています。

 

そのギリギリの値段というのは、熟練の目利き達が長年の経験で得た知識で売りと買いを行います。

 

当然リサイクルショップもこの存在をしているので、店頭で売るパターンと得意な業者に流すということ

をしているんですね。だからこそ色んなアイテムを消費者側から買い取れるという側面もあります。