買い取れない商品ってどんなもの?買い取りたくないジャンルNo.1は?専門業者が答えました♯7

買取業者が買い取れない商品または買い取りたくない商品について今回お話します。まず買取業者は不用品業者ではありません。法的にも大きく異なります。

 

買取業者の基本的な考え方は、リサイクル(リユース)商品を買い取って他のところに売るというところまでは出来ますが、例えば不用品回収業者のように、廃棄物を回収することは出来ません。

 

つまり、お金を取ってお客様から廃棄物処理をしてはならないってことなんですね。

 

だから、私たち買取店は古物の免許をもっていれば営業自体は可能ですが、不用品回収業者は古物免許の他に、一般廃棄物収集運搬許可ならびに産業廃棄物収集運搬許可を得ていなければなりません。もしこれらを持っていない不用品回収業者がいたらそれは違法です。

 

要らないものを持っていくだけなのに、実は許可が必要なんですね~。

 

ちなみにおうちに訪問した時に玄関まで運ぶ程度であれば、それは運搬許可は必要ありません。つまり私たちは訪問買取をしたときに、モノを室内に移動したというのであれば問題ないということなんですね。

 

さて、少し前置きが長くなってしまいましたけど、我々買取店は価値のあるものを、基本的には手数料を貰って、別のところに流すというのがそもそもの基本なので、価値のないものまたは回転率の悪く利益率の低いものは嫌がります。

 

前に着物の例で出しましたけど、

一番差が激しい買取商品ってなに?専門業者が答えました♯5

着物は現在殆ど価値はありません。だから買取店は相当価値の高いものでなければ、殆ど着物単体では値段を付けないと思います。

 

で、買取店に相談でよくあるNO.1が「家具」です。

 

家電であれば10年以内であれば、リサイクル価値があります。

しかし家具に関しては、回転率が悪い、人が使っているので価値が落ちる、幅を取るという3点セットになっており、買取店が嫌がるNo.1のジャンルだと思います。

特に家具の場合、金属のようにリサイクル分野が弱いので、どうしても他の業者さんが必要としないんですよね。

 

いわゆるマテリアルリサイクルのように鉄くず、金属などに分解可能であれば多少の価値は見いだせるのですが、家具になると殆どの場合不用品回収業者または粗大ごみとして回収するという形になります。

 

かくいう私も家具は扱いたくないですね。ただご依頼者の方も家具を処分したい方はいると思いますので、出来る限りそれに応えるようにはしています。一つの方法としてあるのが、買取商品による相殺で、「無料引き取り」にするというケースですかね。

 

つまり、例えばおもちゃ、切手などで買取金額で5400円でしたと。で家具や家電を処分したいとします。その場合は5400円分の処分費用に相殺して、無料引き取りにするということです。勿論買取をするという名目上、家具に値段を付けるという形で買取金額の微調整が必要になってきますが。