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一番高く買い取ってくれるアイテムってなに?専門業者が答えました♯4

これは簡単で元の値段が高いかどうかですね笑

 

ただたまに元の値段が高くても買った時点で相当落ちてしまうというアイテムもあります。そのアイテムの代表が指輪です。

 

結婚指輪は、地金だけのリングと、ダイヤや宝石や色石のついたリングとに分かれます。地金はその金の価格でなっているのでまだましですが、ダイヤや宝石というのは、買った時点で一気に落ちます。これは鑑定書があってもです。

 

それは何故か。

 

ダイヤや宝石というのは、その元の価値は実際に買う時の1/10以下です。ジュースみたいなもんです。ジュースは買う時120円が多いですが、原価は数円ですよね。

 

特にダイヤや宝石などはブランドが全てです。つまりブランドがあるからその商品は信頼に足りるもので担保されるというわけです。例えば、ティファニーのリングありますが、あれはブランド力をつけるために宣伝をかけまくって元を取ろうとしています。(ちなみに私はティファニーが一番好きです。。)

 

買い取る場合には、この地金の部分とダイヤ、宝石のお値段で買取価格を決めます。もう少し詳しく言うならば、ダイヤは4Cと言って、カラット、カラー、カット、クラリティーという四つのCの大文字からなるもので価格が決められます。

 

カラットはよく聞きますね。1カラットのダイヤ。あれはダイヤの重さのことです。ちなみに1カラットは0.2g(6.5mm)となります。一粒のダイヤモンドは複数の小さなダイヤより、価値があります。

 

詳しくは地金の項目で話したいと思いますが、この4Cより総合的に値段が決められて、値段が付くのですが、買取価格は大体1/6~1/10程度まで落ちます。(鑑定書があれば査定にかなり響くのであれば持っていくことをお勧めします)

 

100万円で買った結婚指輪がたったの13万円!???なんてことも十分にあり得ますし、その提示額でも驚くに値しません。

 

そろそろ元のタイトルの話に戻ろうかと思うのですが、一番高くなりやすいアイテムは当然元々の値段が高いものです。これは基本的に商品価格に比例するものと思ってください。ただよく聞くのがこれを持っていたら将来プレミアがつくかもしれないから…なんてのもありますよね。あれはなんでしょうか。

 

確かにプレミア商品というのは存在します。これは別記事で詳しくは書きますが、基本的にそれは生産量が少ないもの、貴重ではあるが流通数が少ないというのが挙げられます。

 

一般的な家電やカバン、小物など、そうしたものは全て商品価格によって、値段が変わるということです。ただ上記でいうように、プレミア商品の他に投資対象として価格帯が吊り上がっているものも多くあるので、リセールバリュー(売るときに価値のあるもの)のことを別記事で説明したいと思います。

リサイクルショップ。消費者から買った買取商品はどこにいくの?専門業者が答えました♯3

リサイクルショップにしろ、訪問買取にせよ、宅配買取にせよ、買い取った商品は一体どこに行くのか。これは基本的に必要としている人に売ります。要は転売です。

 

一般の人であれば、最近では業者を通さないヤフオクやメルカリなどに流すことも出来るので、非常に便利な時代となりましたね。でも業者もこのヤフオクなども使いますが、業者用の転売のルートを複数持っているんですね。

 

詳細にお伝えすることは難しいですが、この業者用のルートというのは、対法人向けの転売ルートということですね。

 

例えば輸出業者。

 

輸出業者は、東南アジアなど諸外国に向けてのルートを持っています。日本製品がよく東南アジアで使われているというのをテレビで見たことがありますよね。あれは全て対業者から得た物品です。輸出業者以外にもその道の元というのがいるんですね。

 

要はこちらが業者だと業者は基本的に商品を沢山持ってきて、知識もあるので、1円でも少しでも高い転売先を探します。この転売先の確保が出来るかどうかが業者の力の見せ所でもあるんですが、業者が目を付けているところというのは殆ど同じです。

 

多いのがオークションに流すという方法です。

 

ヤフーオークションは、いわゆるネットを使った一般人向けのオークションですが、対法人向けのオークションというものもあります。いわゆる競りってやつです。

 

この競りはどの業態にも存在します。例えば魚が一番わかりやすいでしょう。マグロを一本競りにかけたところで、一般人には意味がありません。当然業者がそれを売りさばくわけですから、成立するわけです。買取業界も同じで、このオークションは欲しい物品を得意な業者がギリギリの値段を提示して買い込みます。

 

つまり、時計業者であれば対法人用の時計オークションというものが存在していて、そこには時計がわんさか来るわけです。そこを大量に買い込んで、自分の会社で直して売ったり、輸出したりするんです。でも当たり前ですが、相手もプロなので、ホントにギリギリのギリギリの値段で買い取っています。

 

そのギリギリの値段というのは、熟練の目利き達が長年の経験で得た知識で売りと買いを行います。

 

当然リサイクルショップもこの存在をしているので、店頭で売るパターンと得意な業者に流すということ

をしているんですね。だからこそ色んなアイテムを消費者側から買い取れるという側面もあります。

コロナ禍で伸びている宅配買取はぶっちゃげ高く買い取るの?専門業者が答えました♯2

対面がNGのコロナ禍で一気に需要増となった宅配買取。各リサイクルショップもそろって、宅配買取を実施しており、宅配買取専門業者も沢山出てきました。

 

普通に考えたら、対面で商売をしている場合、人件費が浮くわけなのでその分、高く買い取れそうな気配があります。

 

まぁこれぶっちゃげ言っちゃうと全然変わりません。

 

この理由はインターネットを使った売りの場合、対面商売とは違って、確かに人件費は削れますが、日本中で価格比較が出来てしまうので、ギリギリの売りの価格を提示しなければなりません。

 

また、店頭売りの場合は、その場で商品を売り買い出来るため、在庫を抱えず、キャッシュフローも早い部分があります。ネットの場合はこれに輸送費もかかりますし、郵送手配も必要で、振込などの煩雑な手間などもあります。

 

そして、ライバルとなるのが店舗を持っている大きな店舗も勿論やっているわけなので、しのぎを削ってギリギリの値段でやっています。

ですので、宅配買取で高く買い取ってもらえるのではないかというのは幻想です。高く買い取る理由がないのでね。

 

ただ今はライン査定というのが標準装備であるので、消費者側としては便利な機能ですよね。

 

後忘れてましたが、専門の業者、例えば鞄なら鞄専門みたいなところに売ると高いのかみたいなものもありますけど、これも残念ながらそれほど変わらないです。買い取ってもらえる範囲が広くなるよということだけですね。

 

結局消費者側にとって、一番良いのは、メルカリのような業者を通さない形が一番高いということになります。

じゃあ、業者はどうしているの??ってことですが、基本的に店頭で売るパターンでなければ、これは業者用の業者だったりいろいろなルートを使って売りをしていきます。この話は次の項目にて。

リサイクルショップに売るのはどこが一番良い?に専門業者が回答します♯1

モノが増えて処分したい。近所にあるリサイクルショップで売ってこようかな。

よくありますよね。

 

リサイクルショップと言えば、ゲオ、ブックオフ、セカンドストリート、トレジャーファクトリーあたりが思いつきますが、少しでも高いところ…となるとどれも二束三文ってな感じがしますね。

 

かくいう私も家のものを処分する時には近くのお店か自分の用事のついでに行ったりします。そして行ったはいいものの嘘だろ?って値段でつけられ毎回愕然とします。まぁそれはそもそも捨てるよりマシみたいな感覚で行きますからそらそうなんですけどね。

 

結論として、ブックオフなどは一番安いかなとは感じますが、結論として、リサイクルショップはどこも値段は同じです。リサイクルショップだけでなく仲介業者が入ってしまうと値段が安くなってしまうのは、当然その後にお客さんに売ることを前提にしているからなんですね。

 

それに元々中古品ですから。

 

でも、この前200円で買われたものが、2000円でお店で売られていたよ!

ずるいなぁ、それならもっと高く買ってよ!

そう思うかもしれません。

 

さてここからは業者目線で話しますが、売りをする場合、商品価格だけで考えることは出来ません。例えば、お店があるところではそのお店にかかる不動産の費用、人件費用、広告費様々な費用がかかってきますよね。私の店舗の例で話すと、

 

ある商業施設の一角、不動産にかかる月の費用は30万円、人件費用100万円、広告費用(チラシ、ネット)50万円、ほかにもありますが、まぁあわせると月で200万円ぐらいかかります。これが当然上のようなお店の場合、小さい店舗でも500万円以上はかかるのがゆうに想像出来ますよね。

 

500万円の利益でようやく+−ゼロのラインですので、500万円の維持費用なら700~800万円程度は稼ぐ必要があります。800万円となると、一日あたりの利益額は27万円です。

 

上のやつでいう、200円で買い取って、2000円で売る場合、お店の利益は1800円ですので、これを一日で150個売らないといけません。勿論実際には1000円で買い取って、5000円で売る場合もあるでしょうし、全て同じ利益率で設定しているわけではないと思うので、ざっくり計算ですけどね。

 

まぁここまではお店側の事情ですが、大体どのぐらいの相場観になるのかというと、約1/10と思って間違いありません。さっきの例でいうならば、2000円ぐらいの商品価値であれば、200円程度でしか売れません。

 

お店にあるもので5000円以上のものってそんなにないですよね。

 

ということは、自分が売りたいものが1万円程度の商品となると1000円程度にしかならないというイメージですね。ランチをギリギリ食べれるか食べれないぐらいですね。。

 

リサイクルショップの良いところは、まとめてもっていけば捨てるよりかはマシという程度のもので、リサイクルショップの利益構造を考えたら、どこのリサイクルショップが良いのかというのはどこも同じになるということですね。

 

ただこの構造は平成などの時代であれば、ここしかなかったので、皆ここにもっていきましたが、最近ではメルカリなどのような、欲しい人に直接売ることが出来る(仲介業者がいない)という構造が出来たので、かなりリサイクルショップは苦しいんですね。

 

まぁ消費者側からしたら、知らんがなというところですが。

 

では最近はやりの宅配買取はどうなのか??ってところは気になるかもしれません。それはまた次回にお話ししようと思います。